LANGUAGE
NEWS
2011-09-08

愛媛の日本酒とカタルーニャ料理を楽しむ会を開催。

愛媛の酒と地中海料理のマリアージュを楽しむ

 

 

2011年9月8日に、東京都千代田区にあるスペイン政府国営のセルバンテス文化センター東京において「愛媛の日本酒とカタルーニャ料理を楽しむ会」を実施しました。
日本酒の消費が伸び悩む中、愛媛県酒造協同組合では、国内市場におけるシェア拡大と海外市場進出を目指し、昨年から経済産業省JAPANブランド育成支援事業に取り組んでいます。この事業のなかで、愛媛県酒造組合では愛媛県と気候・風土が似ている「地中海地方」に注目。今回のイベントでは、地中海地方のなかでも未だ日本酒の流通が少ないスペイン・カタルーニャ地方に焦点を当てました。当日は、30代~50代の女性を中心に76名の方が参加。愛媛の酒とのマリアージュを楽しみました。

 

【会の詳細】
第一部では、セルバンテス文化センター館長ビクトル・ウガルテ氏、愛媛県酒造協同組合理事長中城英敏氏による挨拶の後、蔵元による愛媛の酒の魅力についての説明があり、最後に、今回の料理を担当したジョセップ・バラオナ・ビニョス氏によるトークセッションが繰り広げられました。
第二部では、駐日スペイン大使、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ氏による乾杯の音頭後、愛媛の酒とカタルーニャ料理を楽しみました。今回は、数ある愛媛の酒の中から、ジョセップシェフが11の銘柄をピックアップ。そのうち5つの銘柄と5種類のカタルーニャ料理をマリアージュさせました。お酒も入ってか会は和やかな雰囲気で進行しました。

 

 

料理を担当したジョセップ・バラオナ・ビニョス氏のコメント

 

 

スペイン・カタルーニャ地方の料理は、「マリモンターニャ」と言います。これは、海の幸、山の幸を織り交ぜた料理のことで、瀬戸内海と四国山地に囲まれた愛媛県の気候・風土と多くの共通点があります。もちろん、全てのカタルーニャ料理が日本酒と合うわけではありません。今回のイベントでは、自分がこれまで培ってきた感覚を大切にし、お酒に料理を無理に合わせるのではなく、それぞれの良さを引き出すように工夫しました。そのプロセスのなかで、様々な種類の日本酒を味わうことができ、楽しい時間を過ごすことができました。「愛媛の酒」と「カタルーニャ料理」の初めての出会い。きっと皆さんも新たな発見があるでしょう。


関連記事